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2011/08/29

I Fought The Law

酒井克彦著『ステップアップ租税法―租税法解釈の道しるべ』
という本をネットで買いました。

思わずクリックした感じだったのですが、
この本、かなり面白いです!

日本に住んでいて祖国に多くの妻がいる人は、
その人数分の配偶者控除を受けることができるのか。

税理士試験で所得税法を選択した人には、
簡単な問題でしょうが…。

条文では、

所得税法第83条 
居住者が控除対象配偶者を有する場合には、その居住者のその年分の総所得金額、退職所得金額又は山林所得金額から38万円(その控除対象配偶者が老人控除対象配偶者である場合には、48万円)を控除する。

となっています。

『控除対象配偶者を有する場合には・・・控除する』
なので、配偶者の人数は関係の無いことが分かります。

それでは、

所得税法第84条 
居住者が控除対象扶養親族を有する場合には、その居住者のその年分の総所得金額、退職所得金額又は山林所得金額から、その控除対象扶養親族1人につき38万円(その者が特定扶養親族である場合には63万円とし、その者が老人扶養親族である場合には48万円とする。)を控除する。

という規定から、
1人を控除対象配偶者として、
他の人を扶養控除の対象とすることができるかというと…。

所得税法第2条第1項34号
扶養親族 居住者の親族(その居住者の配偶者を除く。)並びに児童福祉法(昭和22年法律第164号)第27条第1項第3号(都道府県の採るべき措置)の規定により同法第6条の3第1項(定義)に規定する里親に委託された児童及び老人福祉法(昭和38年法律第133号)第11条第1項第3号(市町村の採るべき措置)の規定により同号に規定する養護受託者に委託された老人でその居住者と生計を一にするもの(第57条第1項に規定する青色事業専従者に該当するもので同項に規定する給与の支払を受けるもの及び同条第3項に規定する事業専従者に該当するものを除く。)のうち、合計所得金額が38万円以下である者をいう。
34の2.控除対象扶養親族 扶養親族のうち、年齢16歳以上の者をいう。

扶養親族から配偶者が除かれているので、
配偶者は控除対象扶養親族にはなりません…。

上の本ですが、
こういった事例が取り上げられていて、
非常に面白いです。

さらに著者は、
『配偶者』
という用語についても深く考察されており、
ただただ感心するばかりです。

ちなみに、所得税法には『配偶者』の定義は無いようです。

参考
所得税法第2条第1項33号
控除対象配偶者 居住者の配偶者でその居住者と生計を一にするもの(第57条第1項(事業に専従する親族がある場合の必要経費の特例等)に規定する青色事業専従者に該当するもので同項に規定する給与の支払を受けるもの及び同条第3項に規定する事業専従者に該当するものを除く。)のうち、合計所得金額が38万円以下である者をいう。

今日のタイトルは、Bobby Fuller Fourの曲です。

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2011/08/28

Complicated

谷口勢津夫著『税法基本講義』

ところどころとばしてですが、読みました。

教科書としての使用を前提にしていると思われ、

著者の意見についてはあまり述べられていません。

が、

配当の二重課税の問題
法人税法第22条の解釈
役員給与の取り扱い
給与所得控除の本質

など、

基本的な論点について、

再度確認し、考えることができました。

今日のタイトルは、アヴリル・ラヴィーンの曲です。


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2011/08/19

悲しみは雪のように

トラック東北高速無料、8月末で終了へ

水戸インターなどを使って高速料金を浮かせる手口。

違法では無いという点で、

租税回避に似ている気がします…。

誰かが法律の隙間をついて税額を減らす方法を考える。

その後、国が対策を立てる。

結局、この繰り返しになります。

税法の面白いところでもありますが…。

今回の高速料金無料化の目的は被災地の救済にあるため、

Uターンの手口は、

あまり感心できないです…。

今日のタイトルは、浜田省吾さんの曲です。

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2011/08/12

真夜中のギター

盆も正月もない会社なので、
ずっと出勤が続きます…。

8月3日と5日にアクセス数が増えているので、
ひょっとすると、その頃に本試験があったのでしょうか…。

検索ワードは、
『角切り』と『不整形地』が増えています。

ちなみに、普段のこのブログは、
『相似相続』と『宥恕規定』が検索ワードの上位を占めています。

最近の私は、二重課税の排除について関心がありますが…。

例のオーナー課税の制度は、廃止になったそうですが、
法人と個人との課税の公平の観点から、
やはり、なんらかの対策は必要だと思います。

今日のタイトルは、千賀かほるさんの曲です。
相変わらず、本文とは関係ありません…。

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